ここから本文です。

朝型勤務とフレックスタイム制で時差Biz

関 陽介さん

学術研究,専門・技術サービス業勤務
30代/単身

通勤時間:約60分
勤務先:株式会社JR東日本マネジメントサービス(渋谷区)
職種:総合職
家族構成:単身

ドライブが好きです。早朝に出発するので道路も空いていてストレスなしです。先日は、越後湯沢で温泉を楽しみました。

理想のチームマネジメントを目指して、
働き方改革実践中です!

「全ての人間は、自らの人生の経営者である」という考えのもと、働き方改革や理想の職場づくりに積極的に取り組んでいるJR東日本マネジメントサービス。そうした環境の中で関さんは、チームリーダーになったことをきっかけに、自分の仕事の進め方とチーム全体の働き方を見つめ直した。自ら率先して時差Bizを活用することで、チーム全体の雰囲気もとても良くなったという。

時差Bizを経験して得られたこと

私が所属しているのは、グループマネジメント事業部グループ経理センターの中で、駅ビル会社の経理業務を受託しているチームです。総勢16名のチームリーダーとして、自分の仕事はもちろん、部下の管理・育成なども任されている、言わばプレイングマネジャーです。リーダーに任命されたとき、「チームマネジメントをスムーズに行うには、時差Bizが有効だ」と考え、それ以来、フレックス制を使った朝型勤務を実践しています。
6時30分には出社して自分の仕事を進め、メンバーが出社してくる9時以降は、報告を聞き相談に乗るなど、メンバーとのコミュニケーションを中心に仕事を進めるようにしています。電車は座って通勤できて楽ですし、朝の静かな時間に集中して自分の業務を進められるので、とても効率的です。その結果、気持ちに余裕を持って相手に接することができ、より良いコミュニケーションが取れていると思います。
早く出勤した分、15時頃には退社し、普段会えない友人と交流を図るなど、時間を有効活用しています。異業種の友人と話すことで、部下との接し方のヒントを得たりすることもありますね。リーダーの私が率先して帰るので、メンバーも帰りやすくなったのかチーム全体の残業時間は以前の半分に削減されました。メンバーのみんなが早く帰れる日には夕方からBBQやボウリング大会を企画して交流を深めています。効率的に働くようになった成果は着実に上がっていて、チームの雰囲気もとても良いと自負しています。

時差Bizで実現したいと思っていること

私のチームでは、障がいを持った方や、パートタイムの方など様々なメンバーが働いています。車いすのメンバーには遅めのオフピーク通勤を推奨していますし、パートタイムの方はお子さんの事情などに合わせた時間帯での勤務など、柔軟な働き方を実践してもらっています。ダイバーシティが進み多様な働き方が重要になっていく中で、一人ひとりのライフスタイルに寄り添った働き方を推進するマネジメントを行っていきたいと考えています。
当社では、全社的に時差Biz等を活用した働き方改革を進めていますが、実は横の部署との情報交換が少ないんです。当チームの好事例や、他部署での活用方法などのノウハウをシェアできる場を設けて更に大きなムーブメントになればと願っています。
個人的には現在、簿記1級の資格取得を目指しています。電車は座って通勤できるので参考書をじっくり読めますし、飲み会がないときには、夕方以降の時間を勉強に当てるようにしています。

これから時差Bizに参加する方に

朝型勤務のコツは、継続していくことです。特定の日だけ朝早く、というのは身体の負担にもなるように思います。最初はつらいですが、慣れてきますので、毎日続けることが成功の大きなポイントですね。
もうひとつ重要なのは、何といってもメンバーの理解です。事前にメンバーとしっかり話し合って、お互いが理解し、納得した上でこの体制をスタートしました。実はこのとき、同時に部下の一人を「ネクストリーダー」に任命して、私が不在のときは全てを任せるようにしたのです。ネクストリーダーとは、当チームオリジナルの呼称ですが、任された人には自覚が生まれますし、育成の面でもとても良い結果に結びついています。
企業によって、様々な勤務制度があると思いますが、ただ制度があるだけではなく、実際に使われないと意味がないと思います。そのためには、やはりリーダー自らが実践し、周囲を巻き込んでいくことが必要だと考えています。これからは、多様な働き方ができる環境を持つということが、選ばれる会社になるための理由の1つになってくるのではないでしょうか。