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時差出勤で時差Biz

山本 航さん

情報通信業勤務
30代/4人家族

通勤時間:約50分
勤務先:エス・エー・エス株式会社(港区)
職種:営業職
家族構成:妻、子供(保育園、乳児)

時差Biz期間中、妻が切迫早産で入院しました。大変でしたが“時差Bizでイクメンしてます!”のキャッチフレーズで営業していたのが一番の思い出です。

時差Bizが、もっと当たり前のことになると良いですね。

働き方について改めて考える機会となった時差Bizは、素晴らしい取組だと感じたという山本さん。昨年の時差Biz期間に、偶然にも奥様が切迫早産で入院し、一人でお子さん(当時3歳)の育児をすることになった。時差Bizで時差出勤できたことで、とても助かったという。時差Bizに参加していなかったら、早退の毎日だったのではと昨年を振り返る。そんな経験もあって、今年は「家族のため」にプラスして「自分のため」にも時間を有効活用したいという。

時差Bizを経験して得られたこと

会社が時差Bizに参加とするという話を聞いたときは「やった!」と思いました。自分のライフスタイルにあった通勤時間を選べ、自分に合った働き方が可能になると感じたからです。時差Bizの2週間の期間、どういう出勤時間にするかをチームメンバー4人で相談して、早番遅番といったようにシフトを組んで、業務に支障が出ないようにしました。平日に子供とお風呂に入って晩御飯を一緒に食べる機会を多く持てたことで、毎日が日曜日のようだと喜んでいましたね。また、どちらかと言うと私は朝があまり強くないので、通勤前にカフェに寄ってゆっくりと目を覚ましながら、仕事に関する勉強ができたのは良い経験だったと思います。また、昨年7月24日のテレワーク・デイは自宅で仕事をしましたが、特に違和感はなかったですし、お客様対応も何も問題はなかったですね。資料作成など集中したいときはテレワークを積極的に取り入れるなど、今後も時間を有効活用していこうと思いました。

時差Bizで実現したいこと

実は、昨年時差Bizがスタートしてすぐに、妻が切迫早産で入院したんですね。いきなり、一人で育児をすることになりました。大変でしたが、そこは前向きに捉えて、例えばお客様にも「今、時差Bizでワンオペ育児してるんです!」と時差BizをPRしていました(笑)。私も妻も実家が地方で親に頼ることができないため、通勤時間をずらすことができて、家族を安心させられましたね。家族が喜ぶ姿を見るのはもちろん幸せですが、今年の時差Bizでは、もう少し自分のための時間を作りたいと考えています。ここのところ身体がなまっているので、ジムにも通いはじめたいですね。仕事帰りのジムはなかなか続かなかったので、朝の時間で再開できればと思っています。後は勉強時間も確保したいです。今年からシステム営業部のグループ長に加え、事業戦略室のグループ長も兼務することになりました。事業戦略室は今後のビジネス展開を考えていく部署ですので、常に情報を入手するようにアンテナも張り巡らせつつ、最新技術を勉強していく必要があると感じています。

これから時差Bizに参加する方に

私たちも昨年初めて参加したので、進め方がよくわからず、2週間という期間だったこともあり、最初にメンバーでシフトを決めて時差Bizをスタート。ただ、その後、私の妻が切迫早産で入院したので、大幅にシフト調整することになりました。今年は、前日申請などにして臨機応変に対応できるようにしたいと思っていますし、チーム内でもそのように相談しています。その方が突発的なことがあっても柔軟に対応できますから。私は、お客様やビジネスパートナー様とお会いすることが多いため、日中はなかなか打ち合わせの時間が取れず、終業時間以降に打ち合わせとなることもあります。そんな時に時差出勤やテレワークを活用して、効率良い時間の使い方をするのはとても大切なことだと思います。時差Bizは、バランスの良い時間の使い方をして生産性を高めていくために、とても有効な取組だと思います。もっと多くの企業に参加して欲しいですし、いずれは時差Bizが当たり前のことになると良いと思っています。