受賞理由
1日の乗降客が250万人超の池袋駅を抱えている本区において、都と連携して地域の企業・団体に時差Bizを積極的にPRするとともに、交通機関の混雑緩和に寄与すべく率先して時差Bizに取り組んだ。具体的には、従来の勤務時間(8時30分から17時15分まで)の前後1時間に30分単位で時差を設け、全5パターンから選択できる時差勤務を実施した。原則いずれかのパターンに固定するものの、業務の繁閑に応じて「日」単位での利用を可能とする等、柔軟性の確保に努め、住民サービスの低下を招くことなく実施できた。
池袋駅という巨大ターミナルを抱え、区内に数多くの商業施設、各種企業を有している豊島区。自治体として適切な行政サービスを提供していくことをもっとも重要な使命としながら、同時に、職員の働き方の改善についての意識も高い同区。その根底にあるのは、勤務環境を快適化することで働く意欲を高め、生産性を増し、さらなる区民サービスへと転換させていこうという考え方だ。 その具体的活動として表れたのが、自治体では比較的珍しいという「理由を問わない」時差勤務の導入である。原則、全職員を対象に実施されているこの取組について、総務部人事課人事制度グループの青木様を中心に、同グループ係長の大木様、同グループの岡﨑様の3名に話を伺った。