受賞理由
全従業員がオフィスへは必要な時だけ出社すればOK。普段の勤務場所は業務に支障のない範囲で自由とする制度「SAWS(Six Apart Working Style)」を実践。育児・介護といった条件に限らず、趣味のためであっても自由に働く場所や時間を調整できることが大きなポイントで、社員からは好評だ。この制度を活かして地方に移住した社員もいる。制度の根幹となっているのは、「人生を楽しめていれば、仕事も充実する」というポリシー。この制度を自社だけでなく社外にも展開し、青森県と共にテレワークを最大限に活用した地方創生の取組も開始している。
2003年に外資系企業の日本法人としてスタートしたシックス・アパートは、ウェブサイトの構築・管理のための技術開発と関連製品やサービス、コンサルテーションを提供している。外資系企業だったこともあり、海外など時差や距離がある場所とやり取りをして仕事を進めていくことには慣れていた。2016年7月にEBO(従業員買収)によって独立後、「SAWS(Six Apart Working Style)」を制度化する際も、全社員の合意のもとつつがなく着地した。そこに根付いているのは、「全社員の信頼関係」である。そんな企業風土を持つ同社の時差Bizの取組について、古賀代表取締役と平田取締役にお話を伺った。